自己防衛を貫く女。それは看護師。

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返事をしないワタシの代わりに気だてのいい主任がセンセイの対応をして下さっています。女神さま。 ようやく呪縛が解けたと判断しました波間北はスキップしながら電話番。移動はしません。狭い空間ですから。 ぴょんぴょんと電話の前でスキップをしていると何故かレントゲン室の部長と遭遇、バッチリ目があった。 『お疲れ様です。橘部長。』とぴょんぴょんしながら挙手をする波間北に笑顔で手を振ってくれるいい男、橘部長52歳。 「お疲れさま、波間北さん。マラソンでもするの?」とカウンター越しに話しかけてくれた。52歳とは思えない細マッチョで色黒。月に1度のスキューバーダイビングの賜物だ。しかも体脂肪率10%以下。 『しませんし出来ません。すぐにアキレス腱が切れますから。』と笑顔で答えれば部長もクスリと笑ってくれる。 「いつでもトレーニング指導してあげるから。その時はリハビリスタッフも加えて一大プロジェクトを作るよ。」 そう言って手を振り去って行く部長の後ろ姿がカッコイイ!いっそプロジェクト作って欲しい! おさまらない興奮にカウンターをバンバン叩いていると、後ろで変な会話が聞こえた。 「波間北さんって橘さんみたいなのが好きなんだ。」 「…………まあ………そうなりますかね。」 無視だ、ムシ!! .
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