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「ふふん、ふーん…」
男の衣服を剥ぎ取り手足を拘束してそこらに転がす。
いや…待てよ…この男を担いで歩けば、敵は驚くよな?
その隙を突いてこの男を投げれば、さらに隙が出来るワケで…
ふむ、我ながらイイアイディアだ。
ポン、と手を叩き転がした男を右肩に担ぐ。
そしてそのまま路地の奥の方に進んだ。
「ふふん、ふふふんふーん…あいうぉ…ん?」
「なぁ…!?」
鼻歌を歌いながら行き当たりまで歩き、引き返そうと後ろを振り向いたら後ろから付いて来てた?男が俺を見て…
いや、正確には俺が担いでる奴を見て驚いている。
「お、二人目?」
「ぐ…」
驚いてる男に担いでる奴をポーイと放り投げ、直ぐに距離を詰めた。
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