暗殺部隊

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どうでもいい事だったから話の内容はうろ覚えなんだよなー… 多分そんな系な事を言ったハズだ。 「そしたらよー…そいつらが、大多数の人間を守るための尊い犠牲だ。とか吐かしやがった」 「それで愛梨は?」 「ちょっとした手品を使って荷物と一緒になんとか脱出させた」 「「「手品?」」」 まさかの、倒すべき敵を目の前にしてるのに普通に会話してるっていうこの状況。 すっげーカオス。 「閃光玉をピカーっと光らせてそのスキに」 「それ手品でもなんでもない…」 「タネも仕掛けもありまへんってな」 「本部より通達です!支援部隊を何人か回すから現場へ移動せよと!」 忍者(女)の一人が報告すると、思い出したかのようにみんなは臨戦体勢を取る。 「こいつは…?放っておくの?」 「とりあえず、女性に手を出さないのであれば上手く利用せよ、と…」 「ははは、そいつ…考えが甘いよなー」 俺を本気で利用できると思ってんのか?その前に自分達の戦力が削られるって。
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