特務部隊

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「とりあえず、そこの忍者は何故ここに?」 色々とめんどくさくなったため藍架の言葉を無視して女男に話を振る。 「あ、ああ…引き継ぎの件で参ったんだ」 女男はハッと正気に戻って…戻って? あれ?今までずっとぼーっとしてたの? とりあえず、あのハゲの前まで進む。 「後半部隊の待機が完了しました」 「そうか…では前半部隊は解散するように伝えて来てくれ」 「御意…では失礼しました」 女男は腕を胸まで上げると相変わらずの中性的な声で言い、部屋から出て行った。 「…あ、だったら私の仕事はもう終わりだ」 「マジで?じゃあ俺はユニオンに帰ろうかな…」 「せっかく来たんだから家に顔を出して…と言うか暫く滞在すれば?」 「ふざけんな、俺に毎日妖怪と戦えと?しかももう妖怪だってバレてんだ…家まで忍者が暗殺に来たらどうするんだよ」 流石にさぁ、これ以上家族に迷惑はかけられないって。
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