608人が本棚に入れています
本棚に追加
/223ページ
その後。
嫌がる俺と、服を無理やり引っ張る藍架の争い?の果てに…
服がビリビリと破れ、俺はパンキッシュな格好になってしまった。
そんで結局帰る事に。
藍架の必殺『それ以上ダダこねるなら泣くよ?』は卑怯だと思う。
ダダこねてんのはどっちだよ…泣くよ、とかその歳でありえねえだろ。
…いや、その歳で泣くから効果があるのか。
「なあ、まさか歩いて帰るのか?」
「当たり前じゃん」
「当たり前じゃねえよ!ココから家まで何十kmあると思ってんだ…電車乗ろうぜ」
「お金が勿体無いでしょ…最近は不景気なんだから節約しないと」
いやいやいや…バカなのか?それともアホなのか?
ココから家まで推定5、60kmほどの距離だぞ?
あ、因みに俺が産まれたのはココの隣の県で結構な田舎だったりする。
市でも町でも無く村、だ。
育ったのはまだ町だったが…それでも村に寄っていたため、町の端っこで少し田舎。
最初のコメントを投稿しよう!