実家

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「ぐすっ…もうお嫁にいけない…」 「じゃあ俺が貰うよ」 「バカじゃないの」 冗談で言ったのに素で返された。 「冗談だよ、冗談」 「じゃなかったら怖い」 ズボンを履いてスッと立ち上がりそのまま風呂場に向かって行く。 今度は何事も無く普通に藍架の後をついて行った。 「久しぶりに一緒に風呂に入るか?」 「いいよ」 …まさかの! ええー…冗談で聞いたのにまさかの、いいよ。 これも冗談で言ったのになぁ…肯定されるとは思わなかったぜ。 まあ本人が良いって言うんならいいか。 俺は脱衣所で服を脱いで風呂場のドアを開ける。
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