608人が本棚に入れています
本棚に追加
/223ページ
「…ねぇ、程人さぁ、もしかして私の事が好きなの?」
「ん?…そりゃ家族だしな」
湯船に浸かって聞いてくる藍架に、何言ってんだこいつ…?みたいな感じで返す。
「そっか…そうだよね」
「?何が言いたいんだ?」
「いやいや、家族としてじゃなくて…女として好きって言われたらどうしようかなーって思ってたから」
「ああ、そういう事ね…確かに藍架は家族としても好きだが女としても好きだぞ」
血が繋がってようがなんだろうが、女は女で男は男だろ?
俺は女が大好きなんだから家族とか関係ねぇよ。
「…弟がいつの間にかどうしようもない性格になってる…」
「男は女に、女は男に欲情するのが動物の性なんだからソコはもうどうしようも無くね?」
動物だけに限らずほとんどの生物がそういう風に生まれてくるんだから…直しようがないだろ。
ソコをなんとかしたら、もう動物や生物の枠から離れてしまうぞ。
最初のコメントを投稿しよう!