実家

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「次は身体だな」 脱衣所からタオルを取って髪が落ちないように頭に巻く。 「この手慣れてる様子の手際の良さがムカつく」 「俺だって女にモテるために頑張ってるんだよ」 今の所はあんまり実を結んでないけどな…と悲しく呟いた。 「…もしかしてまだ彼女いないの?」 「年齢=彼女いない歴で悪かったな、ちくしょうめ」 「あれ?昔彼女いらない。って言ってなかったっけ」 「あれは、付き合うぐらいなら結婚する。って意味で言ったんだよ」 「じゃあ別に悔しがる必要なくない?」 確かにそうだけども。 頭では分かっているんだが、なぜかそんな感情が生まれてきてしまうんだよなー… 不思議ダナー、なんでカナー。 「ほら、股開け」 「なんか言い方がいかがわしい」 「どうせ誰にでも股開く淫乱女だろ?」 「違う!バカにするな!」 下半身を洗いながら茶化してると後頭部で頭突きされた。 それも結構な勢いで。 一応顎でガード?したが中々に強い一撃だ… もしかして怒らせてしまったかな?
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