第1章

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「君が、ハイド君か?」 僕の部屋に現れた、その男はいきなり僕の名前を間違えた。 「ハイドでなく、界人(かいと)ですよ。…おじさん、誰?」 何となく予測はしていた。 昨日まで僕と一緒に暮らしていた、白シャツのお兄さんが突然いなくなった。 だから、彼はあの人の代理。 僕には保護者が必要だから。
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