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家の掃除と、朝みんなを起こすこと。
ゴミ出し。
洗濯に、風呂の準備。
仕事が出来なくなった主人は出来ることから始めました。
出来ないことを嘆くより、出来ることがある喜び。
頭が働かない分は、行動で補う。
それは子供への無言の教育だったのかも知れません。
夜遅くまで働く私を寝ないで待っててくれた日もありました。
暖かい風呂を沸かせて、一杯のカフェオレを作って…
電信柱を書き終えた頃までは、そんな穏やかで温かい生活が続いていました。
あの頃が一番幸せだったかな?
ずっと病気が悪化せずにこの穏やかな日が続けばいいのに。
仕事なんか出来なくてもいから、私が家族のために働いたら…
意地悪ですよ人生って
面白いですよ運命って
また私を頑張らせてみたいのですか?
苦しませて、もっと強くしたいのですか?
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