第3章

5/7
前へ
/30ページ
次へ
病気や障害を抱えて生きていかなければならない辛さ。 私は分かっているようで分かってなかったのかも知れない。 長男に、私が主人にきつく言った言葉で泣いていたって叱られることもありました。 反省はしています。 だけど、だけどね、病気に打ち勝って強く生きて欲しい思いの現れからの発言だったんだ… 優しくするだけでもいけないんです。 甘やかせれば、出来ることすら出来なくなる。 心を鬼にしてでも、主人のためだと思えば悪者にだってなります。 人間だもの、言葉の選び方も間違えることだってあります。 完璧な人間なんて居やしないんだから。 失敗しながら、試行錯誤を繰り返しの介護の日々でした。 仕事で疲れていたって毎日毎日、主人の介護はあります。 足の痛さに泣かされながらも、ずっと主人を看てきました。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

300人が本棚に入れています
本棚に追加