道のりは長いようで短い……?

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皆さん、現在の時間軸へお帰りなさい☆ 長かったね~。 その長い回想を経て今に至りま~す。 イケ神を〇分クッキングでミンチにしちゃった。 だってさ、コイツのせいで死んだんだよ?ミンチにする権利くらいあると思う。 (そう言えば、なんでも願いを叶えてくれるっていってたような。) 「イケ神さん、本当になんでも叶えてくれるの?」 返事がない。 ただのミンチのようだ… 「10秒以内に再生しないと、こねて、焼きますよー。いーち、にーい、さーん、じゅう!」 「早いっ!」 やっと再生した。 「私の呼び方はイケ神で決まりなのか?」 「はい。 嫌ならミンチでもいいよ?」 「イケ神でいい。なんか扱いが雑になった気がするんだが」 「文句でも?」 「いや、ない…」 丁寧に扱う気なんかありません☆ 「それで、2つ叶えて欲しいんですけどいいですか?」 「構わない。なんだ」 「まず、ミカエルとガブリエラを許してあげてください。故意とはいえ事故にかわりないから。」 「良いのか!? そんな簡単に許してしまっても」 そんなに驚かれても…困るんですけど 「許した訳じゃないです。 それに、今まであの2人を側においてるってことは、いないと困るんじゃないですか」 「そうだが…しかし」 「文句は受け付けません。この話は終わり! 許してあげてくださいね」 「…わかった。お前に免じて許そう」 「次に、トラックの運転手さんに幸せをお願いをします。」 「任せておけ」 さっすが最高神の名は伊達じゃないですね! 「さて、そろそろ転生の時間だ。転生先は魔法と剣の世界フィーオガルド。 何か要望はあるか」 そうですか…魔法と剣。なら、やることは1つ。 チート全力回避!! 「容姿はこのままで転生したいです! 赤ちゃんからは勘弁して下さい…。 その他は平均レベルで、おまかせします。 平均レベルで!」 今度こそ平凡ライフを満喫するため、チート回避のため、妥協はしない! 「ああ、そのままの姿で送ろう。 ………お前には迷惑をかけた。本当にすまない」 いきなり頭を下げる最高神。 「お前お前って……。私は日向、御影 日向」 「日向か…いい名前だな。それではいくぞ。 向こうでまた!」 「またね。最高神様♪」 私の足元に白い大きな魔法陣が現れた。 その光に包まれた私は、眠気に似た感覚に襲われる。 そして意識が途切れる瞬間、イケ神の横に綺麗な天使が2人見えた気がした。
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