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「ああぁ!ん、ン、…く」
「東雲イキそうでしょ。ナカがきゅーってなってきてるよ」
そう言ってラストスパートをかけ始める。
ぶつかり合う音が部屋中に広がり、もう声をかけられる状況ではなくなっていた。
「あ。東雲の目隠しも取っちゃえ。世良、東雲がイクとこちゃーんと見てあげてよ」
いまここで取るのか?!
バッチリと東雲と目があってしまった。切れ長の目が、現状を受け止められないことを表していて少し潤んでいるようだった。
「み、見る、な…ぁ」
「は、ぁ、僕もイキそ…」
マサキ様は東雲のモノを扱きながら、腰を動かし絶頂へと誘って行く。
わたしは指一本動かさず、2人をジッと見つめた。
「あ、ぁ、もぅ…イ、く!イきま…す…!」
「ん、僕も…!」
「うぁ、あぁぁ…!」
◇◆◇
ぐったりして動かない東雲は、どこか美しく見えた。マサキ様はというと東雲の手錠をカチャカチャと外している。
「世良のも外すから東雲の身体をキレイにしてあげて」
「わたしが、でございますか?」
「そ。まだ媚薬残ってるかもしんないけど、襲っちゃダメだよ」
じゃあごゆっくり、とマサキ様は自分の部屋から出て行く。
東雲と2人。
部屋に残されたわたしはどうすればいいーーー?
ーENDー
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