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二人が警察署1階の待合スペースに戻ると、えんぴつ堂の横にメイド服姿の30がらみの女性が、おろおろした様子で立っていた。えんぴつ堂は彼女は、あの少女の保護者だと二人に告げた。
事のいきさつを聞いたメイド服の女性は、深々ととあに頭を下げた。
「何とお礼を申し上げたらいいか。もはや私では身元引受人にはなれないと言われていて」
そこへ女性警官に背中を押されながら、あの少女が歩いてきた。メイド服の女性は彼女に駆け寄って泣きそうな表情で言った。
「ツキナ様!」
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