第1章
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源之助は再び大きくうなずいた。 「そう考えれば何もかも説明がつくだろ?」 とあは数秒額に手をあてて考え込んだ。そして言った。 「それで患者本人がその処置を苦痛に感じているかどうか……」 とあはツキナに視線を向けて訊いた。 「それがツキナちゃんがテレパシーみたいな力で聞き取った声だったわけ?」
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