プロローグ

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あ、今晩わお嬢様。 え、今ですか? 一応暇ですけど......... えぇー、嫌ですよそんなの。 何故って日記書いてるんですよ、ほら。 って、あぁ!! 人の日記を勝手に見るのやめてください! はぁー、もういいですよ、ほら。 煮るなり焼くなりしてくだ..........Nooooooooooo! まさか引きちぎるなんて...........なんてことを!! え? 執事なんだから優先順位が違う? ちっちっちっ! お嬢様、貴方はお分かりになられてないようですね? え、クチゴタエスルナラ "アノ" シャシンヲバラマク......だと!? 了解しました軍曹殿! 今すぐ何なりと、どんなことでもお申し付け下さいませ! え? あの事を詳しく? そりゃー無理ッス。 グボォ! 分かった! ギブアップ、降参! ちっ、クソビッチめ! あ、いえ、僕らの世界ではクソビッチって謝罪の言葉ですよ、はっはっはっ! え、顔が嘘ついてる顔? ナンノコオデセウカ? ふぅ分かりました、とりあえず冷や汗を拭かせてください。 ふぅ。 まぁ、分かりましたよ。 別に隠してる訳でもなく無いので話ましょう。 さて、どこから話して欲しいですか? 初めからですね、はいはい。 そうですねぇー、今僕の年齢は17歳ですので........ちゃうちゃう、一昨日18歳になったばかりでした。 だから、僕は十八年前に産まれたんですよ。 え、そこは要らない? 妹にタックルされて吐血した話は? 母親に髪の毛切ってもらうとき耳を切られた話は? どれも要らないですか、残念。 なら事故の日の朝から話ましょう。 あ、そうだお嬢様、話す前にお茶持ってきて。 あ、すいません分かりましたよ、自分でしますよ、ったく。
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