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「先輩っていっつもドライだよね」
「ん」
「恋愛しても自分のペースっていうか」
違う。
本当の僕は――。
『ご主人様……何でもあなたの言うとおりに』
好きになったら
何もかも捨ててしまえるほど
のめり込むたちだ。
「だから余計に夢中になるんだよ、先輩」
「やめろ」
すがるように僕を弄る手。
「ねえ、抱いてよ」
「正気か?人様の家だぞ?」
「だって見てよこの素敵なベッド……初体験にはもってこい」
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