第7章

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「先生……どうしたの?」 それを躊躇と受け取ったんだ。 和樹は指を絡めて僕の手を握ると――。 「和樹っ……!」 僕の目の前で 挑発的に足を開いて見せる。 「……逃がさないと言ったでしょう?」 赤い唇を綻ばせ 小悪魔は小さな真珠のような歯を見せて笑った。
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