第7章

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急に脱力して 僕はベッドにぐんにゃりと沈み込む。 「え……?」 同時に 抗いがたい眠気が襲ってきた。 「先生眠いの?」 「そんなわけ……さっき起きたばかりだよ」 笑おうにも上手く笑えない。 「ううん、それでいいの」 「和樹……?」 「だって僕、先生の紅茶に眠くなるお薬を盛ったんだもの」 興味深げに僕を見下ろす彼は それこそ――小悪魔そのもの。
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