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「俺はここで待ってるから」
財布を渡して、唯衣を行かせる。
唯衣は自動ドアを通り抜けて、店内に入っていた。
「…………」
待つこと20分、唯衣が出てくる気配がない。
どれだけ悩んでるんだ?
それとも、ここのコンビニに売っているのは、唯衣が気に入らないものしか売ってないのか。
「ん?」
周囲を見渡す。今誰かに見られた気がしたが……。
気のせいか?
「おまたせ。ごめんね遅くなって」
「いや、大丈夫だ。じゃあ帰るぞ」
「うん。お金は今度返すね」
無事に買い終えた唯衣を連れて、帰宅路につく。
さっきの視線は気のせいだろう。
「ふわぁぁぁあ~」
唯衣が大きな欠伸をした。
「さすがに今日は疲れたから眠いわぁ~」
「そうだな。そろっと寝ないと」
二人で俺の部屋に入る。
「ところで唯衣。寝るに当たって一つ問題があるんだ」
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