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「んぁ~!青い空見ながら優雅に食べるツナロール!…たまらない」学校の屋上で黄昏れつつツナロールを頬張る事ほど幸せな時間は無い…。
時刻は、午前7時…学校が始まるまで時間が余っていたので朝コンビニで買ったツナロールを食って時間を潰そうと思って屋上に来ていた。
「いやーそれにしても、毎日こんな感じで平和ならなんの問題もねえのになぁ…」などとちょっとセンチな愚痴を漏らしつつ俺はもう一口頬張る。
「あんたまた朝早くから来てツナタイム?ほんと飽きないわね」そこへいつからいたのか風香が後ろからやってきていた。
「うっせお前だって小さい頃からずーっと飴好きで食ってんじゃんかこのロリポップジャンキー」
「誰が飴中毒者だって?あ?」すごい剣幕で胸ぐらを掴み上げてくる。
さすがロリポップジャンキー…飴咥えてないと凶暴なゴリラみたいだなこいつ…!
「あんた心の中で私のことゴリラって言ったでしょ?」こいつ…!エスパーかよ!?ちょっ…まっ…
「死ぬ…風香死ぬ…首…ごはっ!…す…すみませんでじだ…!」わかればいいのよとようやく手を離す風香の顔が妙に怖かった…。
あんまり逆らわないようにしよ…。
「ていうか…お前もこんな時間に珍しいどうしたんだ?」立ち上がり襟を整えながら俺は風香にロリポップキャンディーを渡す。
「どうもないわよたまたまだからね…あっありがとちょうど切らしてたのよねサンキュ♪」受け取るとウィンクしながら飴を頬張る。
その仕草は、例え幼馴染でもちょっとドキってするんだよな…。
飴を頬張っていた風香がふと何かを思い出したかのように
「あっ、そういえば今日は転校生来るんじゃなかった?ほらウチんとこ【部隊】に配属されるっていう」そういえばそんなこと言ってたな。
…その部隊ってのは魔疹と呼ばれる化け物を討伐するために結成された専門の特殊部隊みたいなものでウチのはその中の一つアルカナ部隊というのに所属している。
ちなみに、この親衛学園はその特殊部隊育成という裏の顔も持っているからまあ俺たちはここに通っているってわけ。
「その転校生ってさ、たしかうちの班に来るんじゃなかったっけ?」
「ええ、そうよまあ私たちも私とあんたと斬雪の三人だけだったし丁度いいんじゃない?」
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