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「そう言えば・・・」
確か、おへその所にシールが戻るって言ったてよなぁ・・・
恐る恐るバスタオルの中を覗き込んだ。
そこには、二の腕に貼ったはずのシールが、ペッタリと張り付いていた。
一応剥がせるか確認してみたが、すぐに諦めて、バスタオルを巻いたままロボの元へ戻る。
いつもの自分に引き戻された私は、先ほど気にも留めず見ていた紙をもう一度きちんと読み直し、呟く。
「ロボ君・・・私、どうなっちゃうの・・・?」
『その紙に書いてある通りさ。
HEROとして活躍するか、ペナルティを受け続けるかだ。
ペナルティを受け続ければ、何れ死が待っているがな』
感情を見せないロボは、淡々と話していた。
「ところで、報酬とかペナルティってどんなものなの?」
私は、気になって聞いてみる。
『報酬もペナルティも、依頼のレベルによって変化するが、通常は3つ提示されるので、自分で選択することになる。
容姿や頭脳、能力の事など、ランダムだ。
ただ、依頼放棄は容姿に関わることが多いな。
ペナルティは、受けた報酬を返納することで回避することもできる』
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