【取れない・・・】

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「うーん、困った。 どうしよう・・・しろ・・・ロボ・・・機械・・・ 機器・・・そうだ! “キキ”これなら愛称みたいに聞こえるし、違和感ないわね。 ちょっと、ペットみたいな名前だけど・・・ ペットみたいなものだからいいか」 いつもより長湯をした私は、パジャマに着替えてベッドに腰掛ける。 「名前、決まったよ。 あなたの名前は、“キキ”でどう?」 私は、ロボを抱え上げて目線を同じにして名前を告げた。 『”キキ”か・・・なんの創造性もないが、ひかるがそう呼びたいのなら受け入れよう』 「うっ・・・意外と辛口なんだね・・・ でも、いいの。今日からあなたはキキね」 私は、キキの言葉に少し落胆したが、面倒だからキキと言う名前で決まりにした。 この時、時間は深夜1:00 「ねぇ、その依頼って、どうやって解るの? 寝ているときも関係なく入る訳?」 寝ている時やお風呂の時に出動なんてことになったらどうしよう・・・ 『私が傍にいれば大丈夫だ。基本的に私に依頼が送信されるが、ひかるが睡眠時や入浴、学校での講義中など、出動態勢にない時間は受諾不能モードにしている。 今もそのモードだ』
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