【取れない・・・】

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ロボの話だと、ずっと変な入れ墨状態ではないらしいことは解った。 “年齢に合わせた最高クラスの体型?” 先程は、驚きで全く気にならなかったが、確かに今、私の胸は大きくなってる。 形もパーフェクトだ。 腰を手で触ると、今まで苦労しても失敗続きだったダイエットが嘘のように、くびれがある。 私は、気になって、脱衣所へ急いだ。 全身鏡で自分を見ると・・・ 私ではない“私”が映っていた。 体は変なペイントがあるが、体型はパーフェクト。 首から上も、女の私が見ても惚れ惚れする様な美人が映っているのである。 「こ、これが・・・わたし・・・?」 鏡の中の“私”は、私と同じ動きをしている。 私は、うっとりしながら、ロボの元へ戻って行った。 「ねぇねぇ、なんで私こんなに美人になってるの?」 私は顔の筋肉が緩んでいくのを必死に抑えながらロボに聞く。 『HEROは、そのもそも素顔を晒さないだろう?だから、初期設定では、人間の好む度合いが一番高い理想体型と顔の状態になっている』
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