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人間は3種類に分かれる。 一つ天才と呼ば れる才能にあふれた人間。 時には英雄、時には賢者と呼ばれる彼らは生まれたときから正義感に溢れ、人の上に立ち人を導く。 一つは凡人。 秀でた才能がなく、何事にも平均的なことしかできない一般人。 そして一つは無能。 才能の欠片もなく、一般人ができることができない精神的にもおちこぼれた存在。 割合から見れば人間とは簡単に表せれる。 天才が0.5割、無能が0.5割、そして凡人が9割。 それほど、世界は凡人であふれている中で生きる天才と無能。 これは一人の無能の物語。 人間から嫌われ、社会からも弾かれ、そして世界からも無能の烙印を押された人間。 「あー、あー、マイクテスーマイクテスー....おっけ。」 「始めましてー、あー。俺は名無しのごんべえです。以後よろしく。」 「あ?偽名だろって?ったりめーだろ。俺なんてのは『ナレーション』っていう名前だけで十分だ。」 「さてさて、俺の名前なんてのはどうでもいい。大事なのはこれからだってよく言うだろ?」 「んじゃ、早速開幕の宣言させてもらいますよっと....。」 「さぁ!これから始まるのはあまりに無能な人間の物語でござーい!」 「見ているだけでストレスで禿げそうなぐらいなーんにもできない才能皆無の最底辺の人間のお話!」 「平凡にも劣る劣化生物の彼はどんな物語を見せてくれるのですかねぇ....?」 「さぁ始めましょう!!神からも救いようのない人間と言われた人間はどんな人生を送るのでしょう!!」 「それでは物語を始めましょう....どうぞ♪」
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