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職員室に着き、ガラガラッと乱暴に扉を空ける。
ちょび髭が特徴的な担任が迎えた。
優しく面白いので、生徒達に人気のある先生の一人だ。
「おお、池面来たか。用件はまだ部活に入らないのか聞こうと思ってな」
ちょび髭の担任は、まだ記入されていない入部届けをファイルから取り出し、克哉に渡す。
克哉は運動も勉強も出来る文武両道な為、色んな部活から勧誘されていた。
その為、どの部活に入部するか決めかねていたのだ。
「俺、小説書くの好きなんで文芸部にします」
サラサラッとシャーペンで、少し癖のある男っぽい字で、名前と文芸部を記入し担任に渡す。
「おお、そうか。小説書いたら先生にも見せてくれよ」
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