3唱

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賑やか(周りがね)な食事を終えたらレッスンスタジオへと移動。 着くと、既に[タイランド]のメンバーが揃っていた。 んっ?スタジオ済みに空になった弁当箱。 どうやら[タイランド]のメンバーは、此処で弁当を食べていたみたいだけど… 「シュウジさん」「んっ?どうした、タケル?」 僕の声へ即座に反応するシュウジさん。 そんなシュウジさんへ、つい、尋ねてしまう。 「[タイランド]のメンバーって、夕食を弁当で済ませている様ですけど…栄養管理って大丈夫なんですか?」 椅子の上に放置された空き弁当箱を見て告げる。 最近は栄養学なんて物も叩き込まれている僕ですからねぇ。 あんな弁当で毎食済ませていたら体に良い筈が無いよ。 僕に告げられ僕が見ている椅子の上を見て… 「飛鳥、亮、凍夜。  ちょっと来てくれ」 そう告げ3人を呼ぶ。 「なんっすか?」そう呟きつつ飛鳥さんが。 「いや…この弁当なのだがな」 「ああ…時間が無かったんでコンビニで買ったんすか?」 何でも無い様に告げる飛鳥さんを見てシュウジさんが溜息を。 「お前なぁ、アイドルも体が資本って言ってあんだろがっ!  時間が無いなら此処の食堂を使え!  食堂が閉まっていたら、此処の売店の弁当にしろっ!  こんな中途半端で栄養が偏る食事してんじゃねぇよっ!」 遅れて来た2人もシュウジさんに叱られてバツが悪そうに。 「い、いや…すんません」って飛鳥さんが頭を下げると… 「いや、飛鳥が頭下げる必要ないやん。  それってワイが偶には外の弁当食いたいったからやで。  確かに栄養は大事や、バランスもやな。  けど…ワイらかて、偶には此処で出されるのとチャウ飯も食いたいねん。  せやからワイが我儘言ったんや。  ま、確かにプロって意識が足りへんって事ならせやろなぁ。  すんませんでした!」 そう告げて頭を下げる凍夜さんにシュウジさんが溜息を吐いて告げる。 「まぁ、気持ちは分からんでも無いが…取り敢えず暫くは止めておけ。  今は鈍った体を鍛え直している最中だからなっ!  今この時期に限っては正しい食生活を心掛けて欲しい。  食事ってぇのは血肉に変わる大切な物だ。  だからこそ、今の立て直し時期には心掛ける様に」 シュウジさんが告げる内容に合点が行ったのだろうか… 「「「うぃ~っすぅ!」」」って気合を入れる様な返答がね。
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