1杯目

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***** 健人くん――相田 健人くんは、実家の近所に住んでいた幼なじみだった。 小さい頃から整った顔立ちで、特に小さい頃は色も白くて髪の毛もサラサラで、天使のようだった。 あたしには妹しかいなかったし、健人くんとは5歳も年が離れてるから、弟が出来たみたいでそれはもう可愛かった。 大きくなっても整った顔立ちは変わらず、小学校からサッカーを始めたせいかむしろ精悍さを増していた。 中学校に入ったくらいから、あたしの呼び方が「桜ちゃん」から「桜さん」に変わったのは惜しかったけど。 今思えば、その時からだったのかもしれない。 彼の、あたしに対する想いが変わったのは……。
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