1.5杯目

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***** 柾紀と初めて出会ったのは、高校2年の、英語の少人数クラスだった。 あたしは文系クラス、柾紀は理系クラスで。 8クラスもあるこの学校で、普通だったら絶対に会わなかったあたしたちが出会ったのは、本当に偶然だったんだ。 『(わ…、めっちゃイケメン……!)』 それがあたしの、柾紀に対する最初の印象。 綺麗でどこか中性的な顔は、もちろん印象的だった。 怠そうに細められた瞳も。 太陽の光に照らされ、透き通ったブラウンになる髪の毛も。 頬杖をつくゴツゴツした、いかにも男の子らしい手も。
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