1.5杯目

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「その話は…今、しないで」 小さく健人くんを睨み付けると、彼は困ったような微笑みを見せる。 「ごめん、野暮なこと聞いた」 そう言って、健人くんの唇があたしの額にそっと触れる。 柔らかくて熱いその感触が、またあたしの中の劣情を呼び起こす。 「……ね、また1週間会えないんだし。もっかい、シよ?」 言いながら気恥ずかしくなって、枕に顔を埋めて上目遣いで健人くんに訴えかける。 それにしても、驚いてる。
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