350人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「その話は…今、しないで」
小さく健人くんを睨み付けると、彼は困ったような微笑みを見せる。
「ごめん、野暮なこと聞いた」
そう言って、健人くんの唇があたしの額にそっと触れる。
柔らかくて熱いその感触が、またあたしの中の劣情を呼び起こす。
「……ね、また1週間会えないんだし。もっかい、シよ?」
言いながら気恥ずかしくなって、枕に顔を埋めて上目遣いで健人くんに訴えかける。
それにしても、驚いてる。
最初のコメントを投稿しよう!