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「――んっ、あ、そこっ……そこ、もっとして……っ」
「あー、桜、ほんとココ、好きだよね」
求めるあたしの声と、それに応える男の声と、肌がぶつかる音と、液体と空気が混ざるような音と。
まだ日の高い時間だというのに、ベッドが揺れる。
「んっ、も、ダメ、ッ」
「え、イきそ?」
「ッ……んっ」
あたしの下にいる男が、絶頂に達しそうなあたしの顔を見て満足そうに微笑んだ。
「まだまだ」
「んぁ、ああっ……うぅ」
もう無理だと何度も訴えているのに、男はあたしを揺さぶるのをやめようとしなかった。
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