1杯目

2/15

350人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
***** 「――んっ、あ、そこっ……そこ、もっとして……っ」 「あー、桜、ほんとココ、好きだよね」 求めるあたしの声と、それに応える男の声と、肌がぶつかる音と、液体と空気が混ざるような音と。 まだ日の高い時間だというのに、ベッドが揺れる。 「んっ、も、ダメ、ッ」 「え、イきそ?」 「ッ……んっ」 あたしの下にいる男が、絶頂に達しそうなあたしの顔を見て満足そうに微笑んだ。 「まだまだ」 「んぁ、ああっ……うぅ」 もう無理だと何度も訴えているのに、男はあたしを揺さぶるのをやめようとしなかった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

350人が本棚に入れています
本棚に追加