第1章

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朝起きた。目を開けるといつも通りカーテンはしまっていてドアも閉まっていていつも通り薄暗い状態を維持している。 むくりと起きて寝ぼけ眼で頭をボリボリかきながら時計を見る…9時…か。いつも通りだな。ベットからのそのそ起きてピタピタと冷たい床を裸足で歩く。ガチャリと扉を開けてそこにおいてあるお盆を持ちまた部屋の中に戻る。そして、部屋の真ん中にあるちゃぶ台のような小さな机に乗せて床にあぐらをかきつつクッションを引き寄せ反動を使ってけつをやや浮かせそこにクッションを滑り込ませ…ようとするが失敗して膝が机に当たりガチャンという音と共にオレンジジュースと思われる液体が入ったコップを倒す。 「あぁっ…」 オレンジ色の液体はみるみる浸食範囲を広げて床にもたれそこに放置していたジャ○プのそこを無情にもぬらす 「っあ!」 慌ててベットの所においてあるティッシュをひったくるようにとるように取り慌てて拭き取る。 急いだおかげか表紙からオレンジの香りがする…ぐらいですんだようだ。やはり日常からはずれたことはすべきではないな。もそもそと食事を口に運びながら考える。我はいつ天界に帰れるのだろうか。堕天した身とはいえたまには恋しくなるな。最近は地底世界からの攻撃が激しいな。堕天使は狙われやすいというが我がここにいなければ下界が大変なことになる…おそらく西の空は暁に燃え空には異形のものが飛び交い地面はひび割れる…それを抑えるためにこの漆黒に染まった羽を解放するのはなかなか骨が折れるからな…地底世界のものを倒すためにはこの身に秘められたら力をも発動せねばならんだろう… はっ 俺は何を考えていたんだ…気づけば30分もたっている…まったく地底世界のやつめ、腕を上げてきたな。結界を今度張り直そう…そう決め残りを口にほおりこむ。空のお盆を扉の外において自分の部屋に戻る。 それからパソコンを立ち上げて毎日見ている書き込みサイトもチェック。ネットの平和も守らなければ…いつ何時魔の者が紛れ込んでるかわからんからかな… おっと、この人は無断転載をしているぞーよし。 『失礼します、無断転載はいけませんよ。早く消した方がいいですよ』っとこれで消してくれるかな。 気づけばもう12時…そろそろ昼ご飯かな…あ、階段を上ってくる音がする。ドアを開けてお盆を受け取る。ピラフか、旨そうだ…机においてスプーンをもち口に運ぶ。
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