かつての恋人たちの溝

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  「えー。 オトナの言い回しなんて、 俺には判んないからしてー」 「だから今言ってやっただろ。戻れ」 「はいはい。 キング拓海のオーセノママニー」 全然気にしてない様子で KE-TAはあたしから離れた。 「ごめんね志緒ちゃん。 俺知らなくて。今後は気を付けるね」 「いや、あの、その」 否定したいことはいっぱいあるのに、 言葉が出てこない。 「じゃあ俺、 馬に蹴られる前に戻るよー。 適当に言っとくから、ごゆっくりー」 「おう、悪いな」 .
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