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現在の携帯は小さな端末
一見すればアクセサリーにしか見えない形をしている。
人によって端末は全然、違う形をしている。
端末から耳に取り付けた小型の機械(イヤホンのような)に電子信号を送り俺たちの目の前に架空ディスプレイを展開させてネットワーク通信などを行うようになっている。
だが、俺に送られてきた携帯は一世代前にタッチディスプレイを起用したスマートフォンと呼ばれる機械だ。
(なんだってこんな機械を・・・)
俺はスマートフォンを見ながら、手紙に手を伸ばした。
手紙を開くとそこにはこう綴られていた。
私は望む、この携帯を残したのはこの力で世界をより良くする為に残した。
だが、使うのは残された者たちだ。
どうか
頼む、この壊れてしまった世界を正しき方向へと導いてくれ
そう短く書かれていた手紙。
(世界をより良くする為?なんだ。この電波発言の塊のような手紙は・・・)
俺はスマートフォンの電源を入れる。
すると、ディスプレイに光が点ると[POWER ON]の文字
その後、[WELCOME]と表示されて初期設定画面が開く。
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