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スマートフォンを操作するとロボットの剣がディスプレイに写し出された。
俺はその剣をタップすると剣の持ち手がスマートフォンのディスプレイから出て来る。
非現実的な光景
だけど、俺の目の前ではもう非現実は既に始まっている。
「うぉぉぉぁぁぁぁぁッ!!」
と叫びながら剣を掴みスマートフォンから引き抜く。
スマートフォンから引き抜かれた剣は神々しい光りを放つ。
「あの剣の輝き方・・・」
なんでだろう?
心が落ち着くのは、こんな非現実的な目の前で起きた殺戮現場なのに
さっきまで死にそうで怖くて動けなかったのに
この剣を握った瞬間・・・
俺の心は妙に落ち着いていた。
俺は剣を構えてからすぐに一振りした。
すると、剣を振るのと同時にその場の空気が刃となり
ロボットをバラバラに破壊した。
「やっぱり、あの剣は・・・」
あまりにも一瞬の出来事に俺は目を丸くして剣を見る。
「なんだ。今のは、それにこのけ、んは」
俺の意識はそこでブレーカーを落とし、身体はその場に倒れる。
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