第8章

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第8章

「うっ……」 ――冷たい。 心臓が凍りつきそうな冷たさで 僕は目を覚ます。 (ああ、嘘だろ……) 熱し過ぎて我を失くした 馬鹿な家庭教師への見せしめか――。 見れば裸の胸の上 小さな雪だるまが乗っていた。
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