[4] エピローグ

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「書記と会計は後継者候補から外され、一般の私立高校に転入したようですね。副会長は……」 秘書は書類を読む主に向かって告げる。 「アメリカで帝王学と経済学を学んでいるようです」 秘書のその言葉が聞こえているはずなのに、主からの反応はない。 興味がないのか。 はたまた 興味を示さないようにしているのか。 その答えを知っているのは、本人のみ。 この有能な秘書を除いて。
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