[3] カウントダウン

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【Side 龍音】 「お前、みんなはちゃんと頑張ってるんだぞ!!!それをクビにするなんて酷いだろ!!!それに、お前親衛隊なんだろ!!!悠人の事好きだから親衛隊に入って隊長してるんだろ!!!なのにおかしいぞ!!!!!」 転入生はきっと周りにリコールのことをクビにされると教わったのだろう。 転入生が彼を長谷の親衛隊の隊長だと知っていたとは驚きだ。 面識があったのか。 ・・・・・・あぁ。 あの食堂の時か。 まぁ、そんな自己解決してるときにも転入生は弾丸トークを繰り広げる。 「生徒会の皆様はお前に構ってるから仕事をしなくなったんだ!!!お前が来なければ!!!」 「てめー!!!」 その弾丸トークを遮るように発された高めの声。 彼は・・・ 確か、我が主、生徒会長の親衛隊隊長の蓮見。 その蓮見の発言が気にくわなかったのか、私の横にいた会計が怒りを見せて一歩踏み出した。 私はそれを制して壇上の長谷の親衛隊隊長に目をやる。 そのまま、先を促すように。
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