[3] カウントダウン

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【Side 龍音】 「君たちが決めたことなら文句はないよ。生徒会は解散という方向で」 「「「理事長っ!!!」」」 潔く認めた理事長に声を揃えて抗議しようとした役員たち。 理事長はそれを聞かずに話をすすめる。 「ちょうど節目だし、新生徒会は夏休み後に決めると言うことでいいかな」 優しく問う理事長。 それに対して、はい、と返事をする彼。 「悪いけど、新生徒会が決まるまでの少しの間風紀が学園をまとめてくれないか。まぁ、夏休みだから、そんなに仕事はない」 私に向けて放たれた理事長の言葉。 私はもちろんそれを快く引き受ける。 上出来だ。 こちらは順調に進んでる。 私は壇上からチラッとこちらを見た隊長君に笑顔を向け、誰にもバレないように頷いた。 これらは、全て私の計画。 風紀の私がリコールをすることもできる。 しかし、それをしないのはダメージを負わせるため。 お前らの味方はこの学園にはもういないのだと。 いくら親衛隊といえど、役員の全親衛隊が解散という決断をしたとなるとそれを無碍にはできないだろう。 これで生徒会は解散した。
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