[4] エピローグ

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「これでいこう」 最初は慣れなかった会議も、もう自然とこなせるようになった。 若手社員が行った新企画のプレゼンテーション。 突発的な発想はよかった。 ただ、詰めが甘かったため、会議にかけ、揉みに揉んでやっと物になった。 これは、彼にとってだけでなく、俺にとっても初プロジェクトなのだ。 成功させたい。 でも、それだけではダメなのである。 若手を育てるのも上の役目。 こんな若僧が言えた話ではないが。 でも…… みんなが認めてくれてる以上。 この立場でいられる以上。 俺はリーダーとしての役目を果たす。 そう決めたから。 《ヒスイ………》 遠くで俺を呼ぶのは誰か…… END
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