02.不可解ナ、感情。

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タピオカジュースなんて久々に飲んだけど、とても美味しかった。 …マヤと飲んでるからかな。 沙彩と付き合う様になってからは、他の友達と遊びに行く事もあんまり無かったからな… 「俺、タピオカ好き。 食感とか」 「そうなんだ。 なんか、マヤのイメージじゃないよね。 可愛い」 「そう? じゃあ、どういうイメージ?」 「えー…ブラックコーヒーとか? ――…と、」 …不意に、マヤが立ち止まって。 何事かと、視線を前へ。 「…沙彩?」 その先にいたのは、紛れもなく沙彩だった。 そっか、遊ぶのってこの辺だったのか。 「――…え?」
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