03.僕ト君ノ罪、過チ。

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「っあ…?!」 胸の飾りを思い切りつねられて、その痛みに上擦った声が漏れる。 「い、いたい…っ」 「痛いだろ? でも、今逃げたら…もっと痛い事されちゃうよ。 でも、勘違いしないで。 それは、全部シンの事が好きだからなんだ」 「っ…」 先程とは打って変わり、優しく降って来るキス。 目隠しで、視界が閉ざされているからだろうか。 いつもより感触が鮮明に感じられて…じわりと、下半身に熱が集まる。 「シン…好きだよ。 俺の物になって」 「…っん…!」 咥内に潜り込んでくる舌に、くぐもった声が漏れる。 熱を出そうと口を開こうとしたけれど、彼の舌が更に入り込んでくるだけで。 未だ、苦しいまま。 「…シン、大丈夫。 すぐに気持ち良くなって、何も考えられなくなるから。 今は、大人しく抱かれてて」 「っや…、マヤ…っ」 次はどこを触られるのかわからないから、その都度、女の子みたいに体をよじらせている自分が恥ずかしくて… なんだかもう泣きたかった。 どうか早く終わって欲しいと、ひたすら祈っている俺に気づいたのか、マヤが小さく笑う。
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