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これから行われるであろう未知の行為に、恐怖と、
…彼の熱を早く知りたいという、無意識の内に沸いてきた感情で、もう、どんな顔をしていればいいのかわからなかった。
「…シン。
それ、わざと?
そんな、耳まで真っ赤にして…
誘ってるとしか、思えないよ?」
「え…っ」
「…噛み付いても、爪を思い切り立ててもいいから…。
今は俺を信じて、身を委ねて」
…何も考えずに、うなずく事が出来た。
マヤを、信じてるんだと。
「…シン…好きだ」
…それでも、やっぱり痛くて。
彼の肩に噛み付いて、
背に爪を立てた。
それでもどこか嬉しそうに笑っている彼に、
…欲情したんだ。
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