【6】
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『ゲホゲホ』 浩二は咳き込んでしまった。 「あら、私は寝ちゃていたの……」 「そうだよ。イビキをかいてたよ」 「……私、イビキなんてぇ、かかないもん」 そう言いながら、真紀は起きようとした。 「そのまま……」 浩二は後ろからギュッと真紀を抱き締めた。
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