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真紀と浩二は、明け方まで貪(むさぼ)るように愛しあった。
真紀は久し振りに朝、すっきりと爽やかに目覚めた。
「おはよう。真紀は、ゆっくりと寝ていていいぞ」
「おはようございます。
私も起きるわ……こんなに気持ち良く目覚めたのは初めてよ」
「……そうか。それは良かった。
……激しかったからなぁ……」
「……バーカ」
「朝食は作って、テーブルに置いたから……今から出かける」
「えっ、用事があるの?」
「そうだよ。身辺整理をしないとな。
真紀と一緒に住むのだから……」
「身辺整理って?」
「俺は5人の女と付き合っていたから、そいつらとバイバイしないとな……。
中には、嫉妬深い女もいるから、ここも知られているから引っ越さないと……」
「分かったわ。二人で住むマンションを探すわ」
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