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「良二くん。 モタモタしないで……。
真紀ちゃん、何かあったら電話して……
飛んで行くす」
「分かったわ。ルミちゃんも気をつけてね」
「分かったす……浩二くん。 またね」
そう言うとルミはスタスタと出口へ向かった。
「真紀ちゃん、浩二、じゃあな……」
ルミの後を良二は小走りに追いかける。
「始めて見たよ。 良二が、あたふたしている所を……」
「そうなの……私はいつもルミちゃんのペースに巻き込まれるわ」
「良二とルミちゃんは、似合いのカップルだな」
「……私も、そう思うわ」
「じゃあ、俺達はどうかな?」
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