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二人はタクシーを降りた。
「近くにスーパーがあるから、買い物をしよう」
スーパーは交差点を左に折れて、1つ目の露地を3分位歩いた場所にあった。
浩二が5千円を真紀に渡した。
「お金は持ってるわ」
「どうせ後で精算するから……。
真紀ちゃんはすき焼きは作れるかい?」
「すき焼きは得意よ」
「俺は今日はグラタンよりすき焼きが食べたいな」
「分かったわ。 グラタンは今度ね。
すき焼きは醤油味と味噌味のどちらが良いかしら?」
「醤油味は食べなれているから、味噌味かな……」
「味噌味はニンニクを使用するけど大丈夫なの?」
「ニンニク大好きだよ。やったぁ!」
浩二が飛びあがって喜んだ。
(……本当に子供みたいな人ね)
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