第1章

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木崎先輩は渡されたスマホを少しいじって、すぐ私に返した。 「俺のケータイ番号入れといたから。」 「…へ?」 「なんかあったら、すぐ連絡しろ。じゃあな。」 言い終わるとすぐ帰っていってしまった。 「えぇっ?!」 取り残された私は状況が理解できずにケータイの電話帳を開く。 あった。ちゃんと『木崎 隼汰』という文字が。でも木崎先輩ってあんまり他人にケータイ番号やメアドを教えないって聞いたことある。 じゃあコレは? 考えても答えなんて出なくて、 明日、真海に相談しよう。 という結論に落ち着いて眠りについた。
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