第1章

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結局、部室でチームメイトとダラダラしゃべったりトランプ勝負して時間を潰して 「あ、そろそろ帰らないと」 誰かがいったその一言で解散となった 「…どーしよっかな」 本日二回目のこのセリフはため息まじり することなんて無いけど、家には帰りたくない 仕事が忙しい両親はほとんど家にいない 帰ったら晩ご飯が準備されてて、お母さんが笑顔で「おかえり」なんて、うちじゃあり得ないこと 家族仲はいいし、家は好き。 でも、だからこそ誰もいない家には帰りたくない。 いつもは事情を知ってる真海が一緒にいてくれて 時々は真海の家で、晩ご飯もご馳走になったりする でもその度に真海が羨ましくなって、誰もいない家が寂しくてたまらなかったり… なんて、真海には絶対言わないけど
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