第1章

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「…っ…離してっ…」 手を振り払おうとするが男女の力の差には勝てない。 「夢。どうしたの?」 笑顔で手は離さない このヤンキー風な人物は私の元カレで、 「…行かない、離して…」 「何言ってるの。夢は俺のだよね?約束したもん」 「…」 異常なほどの束縛をする人。 私の過去のトラウマ。 人に知られたくない過去のひとつ。 「さあ、帰ろう」 私の手をとったまま歩きだそうとする彼 「…行かないって」 そこから必死に逃れようとする。
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